あと1話残していますが

何だかね、自分的には、今日の放送分がクライマックスな気がします。結末がどうなるかとか、犯人が誰かだなんてこと、来週見ればわかりますから。そんなことより、葉音と芯也がお互いの素直な気持ちを、素直に言い合えた、お互いが相手の思いを知ることができた、そのことに意味があったのだと思います。相手のことを勝手に自分で誤解してる時間って、結構切ないしつらいものがありますからね。自分からもなかなか言い出せなかったり、そのことがもどかしく思えたり・・・・・その切なさが最初は心地良く思えますが、あまり長く続くと、だんだん息苦しく感じるんです。今日、葉音は、そんな息苦しさが少しは薄れてきたんじゃないでしょうか。芯也のほうは、葉音に対して、恋愛感情とかとはまた少し異なるのかも知れませんが、葉音からそういう目で見られていることはわかっているはずです。葉音が、芯也を「そういう」目で見ていることも、間違いないと思います。ラブストーリーはどうでもいい、それより犯人は誰なんだ・・・・・途中からそういう視点でこのドラマを見るようになりましたが、葉音に感情移入すると、そういう「男」と「女」の人間模様に着目せずにはいられないんですよね。今の葉音に大切なのは、犯人が誰かなんてことじゃない、芯也のことがいちばんに大切なはずですから。来週の放送(最終回)で、そのことが悲劇に繋がるのかも知れない。それでも、今日、(葉音が、事実をどこまで知り得ているかは別にして)お互いが本当の気持ちを確認し合えたことは、意味があったと思います。逆にこれがなかったら、いずれ悲劇が訪れたときに、すごく後悔すると思うんですよ。


ちゃんとお互いに対話をして、相手のことを可能な限り理解することの大切さ。ここまでの10話で、私が感じたことです。


来週(最終回)は・・・・・起こってしまう事実をひたすら受け止めながら、見ていこうと思います。
中野なちコンの直前に、やっとクランクアップした模様。出演者やスタッフの皆様には、お疲れさま、そして良い作品をつくってくれてありがとうと言いたい気持ちです。