ファーストコンサートツアー2004〜あなた色〜DVD

今日が発売日。さっそく買いました。観ました。
私が参戦したのは、2004年6月12日、大阪厚生年金会館、ツアー初日、初回公演。このDVDに収録されているのは、2004年6月30日、パシフィコ横浜、ツアー最終日の模様。どっちも、記念すべき公演にかわりはないですが、安倍なつみとしての初めてのソロコンサート初回公演は、一生に一度しかありません。そういった意味では、その「一生一度」を見に行った私は、ある意味、“勝ち組”かな、と。DVDにはなりませんでしたが、言い換えれば、実際に行った人にしか、観れなかった公演なわけで。まあ、単なる私の自慢話はおいといて。DVDっていうのは一生残りますから、ある程度回を重ねて、完成された最終公演を残しておくのは、正解だと思います。
さて、本編。裕ちゃんと圭ちゃん登場のタイミングは絶妙!あのゾクッとした瞬間はよーく覚えています。私は娘。コンにほとんど行ってませんので、「サマーナイトタウン」や「抱いてHOLD ON ME!」は、私にとってはテレビでしか観たことがない世界なんですよ。当然、今はもう見ることはできないはずなんですが、まさか、なっちのソロコンサートで、こういう形で聴くことができるとは。MCでも、3人で思い出を語るコーナーあり。なっちはソロになったとはいえまだ心もとないですし、MCもまだまだいっぱいいっぱいですから、仲間たちの存在は、なっちにとって、大きな支えになったはずです。コンサートを実際に見た時点では、なっちがいちばん“映えて”見えたんですが、改めて見直すと、裕ちゃんも貫禄たっぷり、圭ちゃんは頼りがいがあり、決してなっちの引き立て役ではないんですよね。このコンサートの構成の、大事な一部分であり、個々の役割をしっかり果たしているんです。中澤裕子保田圭、そして、安倍なつみモーニング娘。卒業組それぞれ、存在感の大きさを、今回のコンサートを通して思い知らされました。
「せんこう花火」私は、この歌に、このソロコンサートの“意味”が集約されているように思う。名義は“モーニング娘。”としての楽曲ゆえに、なっち推しでなくても記憶に刻み込まれてる歌。実際、リリース当時は私はなっち推しではありませんでした。初めて聴いた1999年7月時点、確かに、純粋に好きな歌の一つではありました。しかし、なっちが娘。を卒業してソロコンサートでこれを歌うなど、まったく想像もしていませんでした。ラブマ発売前でもあり、その後の娘。大ブレイクすら予感していなかった。ましてや、自分がなっち推しになるなんて思ってもみなかった。それが今は・・・・・なっちの大いなる成長、私の大いなる心境の変化を思い起こされた。あれからもう5年。いや、たった5年。たくさんの良い楽曲に巡り合い、幾度も環境の変化を体験して、さまざまな土地で多くの人たちと出逢い、良い思い出もつらい思い出もたくさん積み重ねて。時間の経過と同じだけ、私たちは大きくなった。「せんこう花火」は、この5年間で、そんな意味深い楽曲へと、成長を遂げたのだ。こんな感慨深さを思わせる楽曲として、より一層、深く、脳裏に、心に、深く刻み込まれていくことだろう。今のなっちが歌った「せんこう花火」、秀逸です。コンサート全編を通して、そんなことを、いっぱいいっぱい感じながら、ステージ上のなっちを見つけ続け、声援を送り続けていたのでした。
それ以外に、「時代は変わったな」と思ったこと。サイリウムの数が多いこと。あの“タンポポ祭り”が原点だと思いますが、ここまで浸透すると、もはやお祭りじゃないですね。かつては私は、サイリウム否定派、祭り否定派でした。でも、いいかなって、最近は思えてきました。実際、このコンサートではサイリウム持参してましたから、私も。たった1本のサイリウムも、それをみんなが使用すると、たくさんの輝きになりますよね。それで、ステージのなっちに、私たちの思いが少しでも届くんなら、それでいいのかなって思っています。別に目立たなくてもいいんです。私たちからなっちに、大きな感謝の気持ちを届ける、その一端に自分がなれたら、それで満足なんです。拍手やコールが御法度なバラードのときも使えるので、とても便利ですよ。
今回のDVDは97分。本編とアンコール間の「なっち」コールをしている数分間を除いて、ほとんど収録されて(と思います)97分=1時間37分。MC全部やアンコール込みでこれは、ホールコンサートとしては、単純に考えても時間的には短いほうだと思います。それでも、お腹いっぱいなほど満足なんですよね。実は曲数が結構多いですし、MCも無駄に長いんです(なっち喋りすぎるんだもん(笑))構成がうまいです。時間を有効に使えている証拠です。こういう良質のコンサートを、これからも観てみたい。





あと、なっちがMCでたびたびテンパって、「もぉ、どうしよ〜」「今日、おかしいよぉ〜」「必死なのぉ〜」「ヤバイよぉ〜」「思いはいっぱいあるんだけど、しゃべれなくなっちゃって・・・・・」「今日はファイナルだから・・・」いや、いつものことだから、なっち。そんなダメダメ、グダグダMCのなっちが大好きです。