分配ドラフトのすすめ方

「プロテクトって何?」「分配ドラフトってどうやるの?」これが、なかなかわかりにくいというか、世間に認知されていないようです。そこで検索して調べてみましたが、きちんと説明されているページは見つかりません。さまざまな情報をもとに、ここで一度整理してみます。

それでは、以上の条件に合致した選手を挙げてみますが、3つに分類してみます。

  • 1・2年目の選手については、3年目以上の選手と扱いが異なってきますので、分類します。
  • 外国人選手については、日本人選手の分配が終わったあとに、新外国人との兼ね合いで決定していくと思いますので、分配ドラフトによる移籍決定はないと思われます。

【表1】プロ3年目以上の選手(79名)
大阪近鉄バファローズ(41名)
投手…川尻、山村、有銘、福盛、岡本、山本省、岩隈、愛敬、高村、矢野、高木、小池、朝井、谷口、吉田豊、佐藤、宮本、近藤、吉川
捕手…的山、藤井、鈴木、近澤、長坂
内野手…吉岡、高須、中村、水口、前田忠、三木、山下、阿部真、山崎浩、北川博、星野
外野手…森谷、益田、礒部、鷹野、川口憲、牧田明
オリックスブルーウェーブ(38名)
投手…金田、谷中、戸叶、山口、小川、川越、ユウキ、小林、岩下、小倉、本柳、大久保、相木、萩原、徳元、山本拓
捕手…日高、吉原、上村、高橋
内野手…後藤、福留、塩谷、平野、塩崎、斉藤、五島、牧田勝、大島、玉木
外野手…村松、谷、肥田、佐竹、相川、早川、迎、竜太郎

【表2】プロ1・2年目の選手(28名)
大阪近鉄バファローズ
投手…香月、阿部健、宇都、栗田 捕手…新里、横山 内野手…坂、筧、中本
外野手…下山、坂口、吉良、大西、井戸
オリックスブルーウェーブ
投手…歌藤、柴田、加藤大マック鈴木、野村、松村、塩屋
捕手…前田大、長田
内野手…嶋村、菊池
外野手…由田慎、小島、中島

【表3】外国人選手
大阪近鉄バファローズ
投手…バーン、パウエル(=オリックス残留の方向で交渉中だが、他球団が興味を示している)
オリックスブルーウェーブ
内野手…オーティズ(=現在交渉中の新外国人の状況に応じて、去就が決まる)

  • 11月4日までに、オリックスバファローズがプロテクトする選手25名が決定していますが、【表1】の選手から選んでいると思われます。
  • 【表1】の残り54名(=79−25)および【表2】の28名の計82名が、分配ドラフトの対象にななります。
  • まずは楽天が【表1】より20名を指名します。
  • 続けてオリックスが【表2】より20名を指名します。
  • この時点で、【表1】の選手は34名(=54−20)、【表2】の選手は8名(=28−20)、計42名残っています。
  • この42名から、楽天が20名を指名します。
  • 残った22名(=42−20)は、オリックスが引き取ります。
  • この結果、楽天は40名、オリックスは67名の選手が確定します。

このような流れになると思われます。(何か違ってるところがあったら教えてください)
さて、この分配ドラフト、どっちに軍配があがるのでしょうか。実際にドラフトを終えて顔ぶれを見ないとなんともいえませんが、私は、楽天のほうが有利かなという見方をしています。なんとなく。