もう、いいじゃないですか。

オリックス川越英隆選手会長(31)が25日、岩隈問題の長期化などで悪化した球団イメージの回復を、球団フロントに求めた。近鉄との合併から始まり、分配ドラフトでも問題が続出。すっかりトラブルが“お家芸”となった状況に「世間的にもね…。野球をするのは選手だから、やりづらい環境をつくってほしくないと要望したい」と表情を曇らせた。
 「勝って、合併してよかったんだと思われたい」。だが、これだけ周囲の環境が悪ければ不安にならないわけはない。ファン離れも懸念されており「開幕戦にお客さんがいなかったらどうしよう、とかね。心配になりますよ」と話すほど問題は深刻だ。
 小泉球団社長は一連の騒動に関し、選手への説明をしない意向だが、チームとしてフロントと選手との信頼関係は不可欠。「ちゃんと選手みんなに納得のいく説明をしてほしい」と、話した川越選手会長の言葉は切実だった。



26日のデイリーより

川越も『岩隈問題』が解決したことで2100万円増の4500万円プラス出来高でサインした。岩隈の件に関して、小泉球団社長に選手から求められれば説明してほしいと要望。しかし小泉社長は報道陣に「(要望は)ありませんでした。(川越は)その必要はないと言っていました」…。これには川越も困惑。「要望があればですから…。なければ説明を求めないので」と飽きれた様子だった。



今日のサンスポより

またギクシャク? 「岩隈問題が解決するまで」と契約を保留していた選手会長オリックス川越が2100万円増の4500万円でサインした。「岩隈? 決まったものは仕方がない。みんなでカバーできるように頑張りたい」と心機一転を強調した。ただ今後ナインから疑問の声が上がった場合は小泉球団社長に説明を求める考え。「社長はするつもりはないと言われてましたが、要望はしました」と要請したことを明かした。

 もっとも小泉球団社長は「私から『説明しましょうか』と言ったが『その必要はないでしょう』と言っていました」となぜか180度食い違う反応。川越は「まあ(ナインから)要望があれば、という話ですから…」と苦笑いだったがコミュニケーションの不安は否めない。



今日のニッカンより

私は、もう、岩隈問題をこれ以上引っ張ったり、執拗に説明を求めたりすることは、もうやらなくていいと思いますよ。いえ、うやむやにするっていうんじゃなくて。球団としても、もうこれ以上、何の説明もやりようがないと思うんですよ。理路整然と、説明がきちんどできないような、理不尽で愚かで、筋が通らない、納得いかないことを、やってしまったんですから。
こんな状況で、フロントと選手とファンが一体になること、お互いに信頼しあうことなんて、もはや無理です。いや、フロント同士、選手同士、ファン同士も、それぞれ、気持ちがバラバラになってしまっています。コミュニケーションなんて、とりようがありません。それが、今のオリックスバファローズの現状です。これは、もうどうしようもありません。そういうチームを、つくってしまったんですから。
なら、何をすればいいか。一人ひとりが、気持ちを切り替えて、これから、来季に向けての練習をやっていくことが先決だと思います。イメージアップの道は、それしかないと思います。



「開幕戦にお客さんがいなかったらどうしよう」



選手会長・川越は、ある意味、現実が見えている。現状が理解できている。この点は、救われます。