「徳元敏・背番号43、佐竹学・背番号25」

第9回は、これから、さらなる活躍を期待したい中堅選手2名を紹介します。
まずは、どっしりした肉体の持ち主・徳元敏投手(28歳、来季で7年目)
体格がすごくしっかりとした選手です。その丈夫な肉体は、空手で、本格的に鍛え上げられたそうです。その図太い筋肉は、野球でも充分に生かされており、徳元の右腕からは、ものすごく威力のある速い球が繰り出されます。そんな迫力満点のピッチングを、実際に目の当たりにだけでも、球場に足を運ぶ価値は充分にあります。ブルーウェーブでは、経験を積むために、先発でも中継ぎでも抑えでも、どこでもこなしてきましたが、徳元がいちばん力を発揮できる働き場所はどれなのでしょうか。まだまだ未知数です。楽天のスタッフが、徳元をどう起用するのかも、見どころであり、楽しみの一つです。
また、徳元は歌がプロ並みに上手いというのも、ブルーウェーブの選手の間では、あまりにも有名でした。野球でもっと有名になって、いつか、私たち野球ファンにも、その歌声を披露してもらいたいです。
そしてもう一人、とにかく「なんでもやる」万能プレイヤー・佐竹学選手(30歳、来季で9年目)
登録は外野手ですが、内野でも外野でも、言われれば、どのポジションでもやります。ヒットをたくさん打つわけでもないし、ホームランを打つわけでもないし、盗塁ができるわけでもないし、バントなどの小技がうまいわけでもない。どんなプレーが上手いということもなく、これといった特徴は、とくにありません。そんな佐竹の魅力は、「ミスをしない」ということ。ミスをしないから、最低でも、負けにつながるプレーをすることはありません。逆にミスをしないことで、試合のリズムを良くして、勝ちにつなげることならあります。こういう無難な選手が、実は、勝負事では重宝されるんです。チームの勝率を確実に上げていくため、是非とも彼をベンチには置いておきたいところです。
また、まったくのゼロからスタートする楽天イーグルスは、1年目は内野と外野に誰を使うかがなかなか定まらず、試行錯誤の1年になることも予想されます。困ったときには、佐竹を使うといいですよ。
この2名については、田尾監督、コーチの皆さんが、どう使ってくれるのかを、楽しみにして観戦すると、面白いと思います。よろしくお願いします。