ユーティリティ・プレイヤー

始まっちゃいましたねー。あやコン。6月26日のびわ湖ホールまで、全力で駆け抜けます。頑張って欲しいです。
この松浦さんの現状を、野球で例えられないかなーと思って、この前、「昼に二軍の試合、夜に一軍の試合をこなす野球選手」と例えてみました。うーん、しっくりこないなーと思っていたら、もっといい例えをひらめきました。
「複数ポジションを守りながら、全試合出場する野球選手」
まずは、今日からの松浦亜弥の日程を、時系列で並べてみます。

  • 2月25日 神奈川 ソロコン 2回公演
  • 2月26日 神奈川 ソロコン 2回公演
  • 3月12日 埼玉  ソロコン 2回公演
  • 3月13日 群馬  ソロコン 2回公演
  • 3月20日 愛知  ソロコン(愛・地球博前夜)2回公演
  • 3月21日 愛知  ソロコン(愛・地球博前夜)2回公演
  • 4月10日 郡山市 後浦なつみ 2回公演
  • 4月16日 茨城  ソロコン 2回公演
  • 4月17日 富士市 後浦なつみ 2回公演
  • 4月23日 愛知  ソロコン 2回公演
  • 4月24日 京都  後浦なつみ 2回公演
  • 4月29日 東京  後浦なつみ 2回公演
  • 4月30日 東京  後浦なつみ 2回公演
  • 5月1日 東京  後浦なつみ 2回公演
  • 5月3日 東京  ソロコン 2回公演
  • 5月4日 東京  ソロコン 1回公演
  • 5月5日 東京  ソロコン 2回公演
  • 5月7日 大阪  ソロコン 2回公演
  • 5月8日 大阪  後浦なつみ 2回公演
  • 5月21日 草加市 キャプテン 1回公演
  • 5月22日 草加市 キャプテン 2回公演
  • 5月28日 丸亀市 キャプテン 2回公演
  • 5月29日 高知  キャプテン 2回公演
  • 6月4日 結城市 キャプテン 2回公演
  • 6月5日 本庄市 キャプテン 2回公演
  • 6月11日 石川  キャプテン 2回公演
  • 6月12日 新潟  キャプテン 2回公演
  • 6月18日 豊中市 キャプテン 2回公演
  • 6月19日 富士市 キャプテン 2回公演
  • 6月25日 神戸  キャプテン 2回公演
  • 6月26日 びわ湖 キャプテン 2回公演

以上の日程のソロコンを「1番・三塁」愛・地球博前夜を「1番・一塁」後浦なつみ公演を「3番・左翼」キャプテン公演を「4番・中堅」に置き換えてみます。

  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・一塁
  • 1番・一塁
  • 1番・一塁
  • 1番・一塁
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 1番・三塁
  • 3番・左翼
  • 3番・左翼
    • このあたりで、オールスター休み
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅
  • 4番・中堅

以上、122日間に、60試合(60公演)。各ポジションごとの試合数、そしてパシフィックリーグの公式戦135試合分に換算してみます。

こういう起用のされ方をするのは、身体能力が高くて、器用であるということを認められている証拠です。中には、もちろん不満に思う選手もいます。守備に気が回りすぎて、打撃に集中できない、と。だけど、このように複数ポジションを任されることを、プラスに捉える選手もいます。たとえば、内野ばかり守ってた選手が外野を守ると、違う角度から野球を捉えることができて新鮮だった、とか、逆に外野手が内野を守ると、内野を守る人の気持ちがわかった、とか。自分の視野を広げたり、考え方を深めることにつながり、確実に、自分のプラスになるんですよ、とくに若いうちは。
松浦さんは、このたび、こういう日程を与えられたことを、どう捉えているのでしょうか。確かに、違う公演が同じ期間に入ることで、混乱もあると思います。演じる側にも、見る側にも。このあたりは、彼女なりに感じることがあるでしょうから、公演を終えて、いつかどこかで、振り返って語って欲しいですね。
もちろん、この例えには、いくつかの無理と矛盾ももちろんあります。野球選手は、ダブルヘッダーなんて滅多に味わわないですし、半年間は、週に4〜6試合あるというのが、普通の生活のリズムです。比較は単純にできないかも知れませんが、約4ヶ月間、コンサートを2日に1公演のペースでやることになる、しかもほとんどがダブルヘッダーな松浦さんのほうが、体力的には大変な気もします。
一昔前の金城(横浜)、木村拓(広島)を思い浮かべながら、松浦さんの健康と健闘を、心より祈りたい気持ちです。