第3回〜塩崎真内野手

本日の開幕戦に「1番・二塁」で先発出場を果たし、フル出場で2安打1打点を記録した塩崎選手です。
塩崎の元々のポジションは、ショート。
ショートといえば高い守備力が要求される守備位置ですが、実は塩崎は、この重要であるべき「守備」が、最大のウイークポイントです。どんなに楽に打球が処理できる場面も、塩崎にかかればあら不思議、好プレー総集編にも使える超ファインプレーに早変わり。エラーが多いわけではなく、さしてチームに迷惑をかけているわけではありません。「なんだか危なっかしい」それだけなんですけどね。
なぜ塩崎が試合で使われるのか。
それは、バッティングが良いからなんですね。打線のつながりを良くするために、打順の中に塩崎は欠かせない存在です。オープン戦では、チームNo.1の打率を記録しており、今年も打撃の調子は絶好調です。
加えて、塩崎はショートだけでなく、二塁や三塁もOK。上手いかどうかは別にしてとりあえず守ることはできます。他の選手との兼ね合いで、二塁・三塁・ショートのどのポジションでも使うことができます。
今年は、三塁には中村紀、ショートには阿部真がレギュラーとして立ちはだかっているため、二塁手としての出場機会が多くなるでしょう。
二塁手としては他に、今年から本格的に二塁を始めた後藤、センターと兼任の平野、ベテランの水口がいます。その中にあって、打撃が絶好調な塩崎が、今のところ一歩リードしているという状況です。
塩崎はこのまま「正二塁手」として、試合出場を続けることができるのだろうか。
レベルの低い二塁手争いに、今年は注目です。