第5回〜攻守で魅せるブルーウェーブの“顔”

谷佳知外野手。
文字通りの「ミスター・ブルーウェーブ」です。1997年にプロ入りして以来、つねに一軍の主力選手として、良い成績を残し続けています。2005年は怪我で出遅れて、開幕してもしばらく試合に出られなかった影響で、プロ入り以来もっとも最低の成績でシーズンを終えてしまいました。今年は体調が万全で、オープン戦にもほとんどの試合に出場し、開幕スタメンに名を連ねることができました。このまま体調を維持すれば、一昨年までの輝きを取り戻してくれるはずと、期待しています。
村松有人外野手。
かつては盗塁王ゴールデングラブ賞を獲得したこともあり、優れた脚力を生かした守備・打撃・走塁は見ごたえ充分です。しかし、オリックスの外野の層はあまりにも厚過ぎる。レギュラーとして確約されていないというのが現状です。オープン戦の出場機会も限られてしまいました。開幕戦もスタメンに名を連ねることができず、「代走」として村松の2006年は幕を開けました。今後もベンチで控える日々が続くと思いますが、試合の流れの中で、村松が必要になる場面はかならずある。勝負どころでの「代打」、あと1点が欲しいときの「代走」、あと1点も(相手に)やれないときの「外野守備要員」・・・もちろん、他の外野手の調子如何では、スタメンで起用することもできます。限られた機会で、能力を存分に発揮して、チームの勝利に繋げて欲しいと願っています。
日高剛捕手。
ブルーウェーブ最後の“正捕手”、そしてオリックスバファローズの初代“正捕手”です。捕手は何といっても、経験がものをいうポジション。2000年以降は毎年100試合以上に出場しており、着実に経験を積み重ねています。ブルーウェーブ時代の晩年はチームが弱かった時期でもあり、苦い思いをたくさんしました。それでも、投手陣をリードし続け、逆境を跳ね除け、プレーオフに進出できるほどに成長しました。昨年好成績をあげたリリーフ投手陣はもちろん、調子の悪い先発投手陣もしっかりリードして、さらに実績を積み上げて欲しいです。



オーダーの核となる「3番・レフト・谷」「9番・キャッチャー・日高」がしっかり機能すること。
ここ一番の勝負どころで、村松が力を発揮すること。
明日3月28日・イーグルス戦は、彼ら「ブルーウェーブの“顔”」にも大注目です。