我ら大阪・神戸のライトスタンドは、今年もげんき
球団が統合して2年目。
私たちライトスタンドのバファローズファン、ブルーウェーブファンが一緒に応援するようになったのも、2年目です。
今ではすっかり違和感なく、ともに応援しあい、互いに交流しあっています。
しかし、他球団のファンの方々が、たまに球場やテレビでオリックスバファローズの応援を見ると、
不思議な光景に感じられるようです。
旧近鉄のタオルダンスを見て、「あれ、まだやってたの?」と驚く人も多いでしょう。
私たちにしてみれば、まだどころか、昨年開幕当初からずっとやってるんですけどね・・・
不思議に感じる理由はわかります。
旧近鉄・旧ブルーウェーブでは、応援のスタイルが異なるからです。
どうやって一緒に応援できるんだ?昨年のオープン戦が始まる前は、自分も不安でした。
いざ開幕して、応援の輪に入ってみると、これが意外と面白い。
原則は「近鉄とブルーウェーブの双方の応援を、バランスよく取り入れる」ですが、
具体的にはこんな感じです。
- 現応援団は、旧近鉄私設応援団・旧ブルーウェーブ私設応援団で構成されている。
- それぞれの団体名は、2004年までの名称をそのまま継続使用
- 攻撃開始前のファンファーレは、近鉄用を踏襲
- 各選手の応援歌が始まる前のコールは、近鉄の形式を踏襲
- 各選手の応援歌
- 応援歌の間のコールは、ブルーウェーブの形式を踏襲
- 代打テーマ
- 全選手対象に、旧近鉄の曲を使用
- 出塁テーマ
- 得点テーマ
- 昨年までは、旧所属のテーマを踏襲
- 今年からは新曲
- チャンステーマ
とまあ、こんな感じかな。
一応は両球団の伝統を踏襲した形式にはなっています。形式上は。
全体的な印象としては
「近鉄カラーが濃い」
自分はそう思っています。そして、それでいいと思っています。
実際に応援の輪に入っている私がこう思っているんですから、
端から見ている他球団ファンの皆さんも、思っている以上に近鉄色が濃いと感じられるのではないでしょうか。
そう思ってもらって、構わないと思っています。
書類上は近鉄球団は存在していないかも知れません。
でも、あくまで「合併」なんですよ。「消滅」ではないんです。
いや、消滅させてはいけないんですよ。
近鉄の尊い伝統を。
だから、私たちブルーウェーブファンは、その伝統を尊重して、近鉄スタイルを受け入れ、受け継ごうとしています。
もちろん、自分たちが今まで大切にしてきたブルーウェーブの応援スタイルを大切にしながら。
「紅」と「蒼」を混ぜて、「紫」にすることはできません。
だったら、割り切って、両方の応援を取り入れてやればいい。
近鉄カラーのほうが濃くなっても構わない。
目立たなくなっても、少しでもブルーウェーブの色が残っていればそれでいいですよ。
楽しく応援できればいいんです。
旧近鉄応援団員のリードで演奏される塩崎テーマ。
旧ブルーウェーブ応援団員のリードで始まる近鉄代打テーマ。
明らかに近鉄ファンとわかる格好で、ヨシトモテーマを声高らかに歌う姿。
私のように、明らかにブルーウェーブファンとわかる格好の人が、タオルを掲げて踊る光景。
美しいじゃないか。
現在の応援スタイルを作り上げてくれた私設応援団の皆さんには、いつも本当に感謝していますよ。