平野恵一の“2007年”が今、始まった

オリックスバファローズ平野恵一内野手が、昨日付けで今季の契約を結びました。

現状維持に近い評価をもらいましたので、納得してサインしました。昨年、ケガをしたダイビングキャッチを評価してくれた球団で、今年は恩返しというか、優勝したいですね。これからもより一層、自分らしいプレーをグラウンドで見せていきたい。今はもうケガの後遺症もなく、不安もありません。今シーズンは、ポジションにはこだわらず、監督が使ってくれる場所で、全力で、命をかけてやりたい。やはり僕のような体でプロとしてやっていくには、それくらいの気持ちで臨まないといけないと思いますから。現在は、自主トレを関東で行っています。
http://www.buffaloes.co.jp/check_players/index.asp
オリックス・バファローズ 公式サイト

オリックス平野恵一内野手(27)が19日、大阪市北区の球団事務所で代理人の木村重夫弁護士(44)を伴って4回目の契約交渉を行い、200万円減の4600万円(金額は推定)で契約を更改した。平野恵は昨年5月6日ロッテ戦(千葉マリン)での守備でフェンスに激突して右腰部肉離れなどの大ケガを負い、その負傷への評価と現状維持を訴えて越年していた。
 ケガのために33試合の出場にとどまり、当初は300万円減の提示を受けていた。だが100万円の上積みもあり「選手が一生懸命にやった命をかけたプレーに対してありがたい評価をして下さった。これでまた自分らしいプレーをして、オリックスに恩返しします」とスッキリした様子で越年交渉を締めくくった。
http://osaka.nikkansports.com/baseball/professional/buffaloes/p-ob-tp0-20070120-144814.html
日刊スポーツ

 平野恵が代理人同席で4度目の契約交渉に臨み、200万円ダウンの4600万円でサインした。昨年5月6日のロッテ戦(千葉)の試合中、フェンスに激突して全身打撲。このプレーの“公傷”扱いを巡って長期化していたが、100万円の上積みで合意となった。「あのプレーを高く評価していただいたし、自分への期待も感じた。いい契約ができました」。ただ、自由契約となった中村が「平野恵の助けにならんかった」と謝ったことには「言葉はうれしかったが、自分の契約とは全く別」と、そっけなかった。
http://www.sponichi.co.jp/osaka/spe1/200701/20/spe1201774.html
スポーツニッポン

平野の怪我の評価について、考え方はいろいろあると思います。
かくいう私は、いわゆる“公傷”は原則として認めるべきではないという意見の持ち主です。
ただ、交渉の過程での代理人のコメント

「あのプレーは何度も語り草になる。オリックスの宣伝にもつながります」
http://www.daily.co.jp/baseball/2006/12/28/0000202715.shtml

これには凄く共感しました。
平野のプレーを出来る限り正当化する素晴らしい理論だと思います。



選手がプレー中に怪我をするシチュエーションは、いろいろなパターンが存在します。
面倒かも知れませんが。
“公傷”とは定義するものではなく、今回のように時間はかかってもいいので、
ケースバイケースで議論していくべき、というのが私の考えです。