ランス・カーターを俺達は忘れない

公式戦終了を待つことなく、カーター投手の退団が決定してしまいました




成績が伴わなかったのだから、仕方がない。
しかし、その一方で、自分はカーターが人間的に素晴らしい人物だということも知っています。
ブルペンでは、他のリリーフ投手陣と、通訳を介することなく対話をする姿が多く見られました。
カーターは、積極的にコミュニケーションをとろうとしていたのです。
その姿だけで、自分はカーターの人柄に惹かれたのでした。
まさに彼は“ジェントルマン”だった。
カーターとの別れを惜しむチームメイトも多いでしょう。




先発・中継ぎ・抑え、大差の場面・僅差の場面と、いろんな場面で登板機会が与えられ、最終的には35試合も投げました。
背信のピッチングが多かったにもかかわらず、チャンスが多く与えられたのは、
そのカーターの人柄とは無関係ではなかったのかも知れません。
今度こそ、いいピッチングをしてくれる・・・・・コリンズ監督も最後まで信じていたのでしょう。
しかし、プロは実力の世界。そう割り切るしかない。





実力以上に人を惹きつける魅力にあふれていたカーターを、私は永遠に忘れません。