秋季キャンプ・第1クール5日目(最終日)

高知市東部野球場に行ったよ!

今回のキャンプは、ほとんどが個人の力量を高める練習に時間が割かれています。
特筆すべきは、ダグ・ジャロー臨時コンディショニングコーチが取り入れたユニークな(?)トレーニングの数々。
今日やったメニューの一つは、270m走。
27m間隔のコーンをダッシュで5往復して、そのタイムを計測するものですが、これがキツい!
いや、キツいのは走っている本人で、走り終えたらほどんどの選手がその場に倒れてしばらく動けないんですが、
端から見ている選手からは、笑い(爆笑?)が飛び交います。
思わず笑ってしまうほど、選手の表情が、いつも以上に必死に見えるのです。
そのくらいハードな練習だということ。
そんな選手の皆さんを、コリンズ監督が盛り上げます。
グラウンド外にも響くほどの大声と、手振り身振りで鼓舞するのです。
走り終えた選手一人ひとりへの、励ましの声と、ハイタッチも欠かさない。
「明るい」というよりも「元気」と言ったほうがいいか。
今キャンプにおけるコリンズ監督は、文字通りの“ムードメーカー”に徹しているように見えます。
時にはジョーク(アメリカンジョーク?)を交えながら、選手を笑わせています。

監督がジョークを言う→通訳さんが日本語訳を選手に伝える→選手爆笑

この流れが何度見られたことか。
とまあ、こんな感じで、ハードな練習の最中も、選手の皆さんの輪からは笑い声が絶えませんでした。
しんどい中にも、明るく元気にやっています。
それって大事なことじゃないかな。
シーズン中も、しんどい時期は何度でも訪れる。
大事なのは、しんどい状況でも元気をなくさずに前向きにやれることだと思うのです。
ダグコーチのハードトレーニングは、肉体改造だけでなく、
逆境を乗り越えるための“意識改革”にも、役に立つかも知れない。
今回の秋季キャンプの参加メンバーが、2008年のバファローズを、精神面で引っ張ってくれることを願っています。