一塁カブレラ・三塁ラロッカ・右翼濱中・左翼ローズ

スカイマークスタジアムにおける布陣です。
ローズ以外は今のところレギュラーとしてほぼ定着しています。
ローズは普段はDHですが、天然芝では外野守備に就いています。



前もここで書きましたが、彼らは守備ができないと試合には出られない。
打力が持ち味の選手はいくらでもいる。
そんな中で、最低でもミスをせずに守れることが、レギュラー陣には求められます。



そういう意味で、筆頭に挙げた選手はよく頑張っていると思う。
カブレラは捕球が良い。どんなに取りにくい送球もうまく捕ってくれます。
ラロッカは決して上手くはない。が、上手くないなりに打球によく食らいついています。
濱ちゃんは中堅手・坂口とアイコンタクトをしっかりやって、捕れる打球は確実に捕っています。
ローズは守備機会こそ少ないですが、普通に守れています。



もっとも、彼らに求められているのはバッティングであり、打てなければ起用する意味がない。



現実には、打てていない。
いずれも実績のある選手であり、打てないはずがない、出続ければ必ずどこかで打ってくれるはず、
そう信じ続けて、自分たちファンは応援し続けていますが、なかなか打てない。



しかしながら、打てないことに最も嘆き、悩み苦しんでいるんは、他ならぬ選手本人。
なんとか現状を打破しようと、練習でも試行錯誤を繰り返していると聞いています。
対戦相手の交流のある選手からアドバイスをもらうこともあるとのこと。
とにかく、やるべき努力は今も重ね続けている。
今後も続けて頑張り続けると信じています。



そういう状況にあって、守備で少しでもチームに貢献することが、彼らの拠り所になっているのかも知れない。
凡フライを捕球してアウトを1つ捕ること。
平凡なゴロを処理してアウトを積み重ねること。
それだけでも、野手の彼らは試合に参加できたことになる。
最終的に勝てば、たとえ打てなかったとしても、彼らは勝利に貢献したことになる。



少なくとも彼らは、守備で最低限するべきことは、やっている。
その姿を見れば、彼らが勝ちたいという意識を持ってプレーしていることは、わかってもらえると思います。





打つことが一番大事なのではない。
どんな形でもいい。勝てばいいんです。





「勝利に貢献する」というのは、どういうことなのか。
それを冷静に見つめ直せば、道は開けるのではないでしょうか。