起こせよムーヴメント

掲示板の書き込みに、

>「モーニング娘ダサい」って思ってそうなかんじの子に見えるけど

っていうご意見がありました。

なるほどぉぉぉぉぉ!それはあり得る!
思わず膝をポンと叩きました。

そういうのって、アリだと思うんです。
この世に起こり得るすべての事象というのは、新しく生み出したものではないんです。
今まで存在した事象を踏襲して、自分なりに取り入れて自分のスタイルにしたり、
逆に、今まで存在した事象を否定することで、自分がいいというものを創造したり。
もちろん、さまざまな事象からいいところだけ取り入れて自分のスタイルを作ることもできます。
いずれにせよ、過去に既に存在しているものがベースとなり、
「今」があるわけで。

で、本当に「ダサい」と思っているとして、その上で「モーニング娘。に入りたい」とすれば、
それは何故か。

自分の力で、モーニング娘。をパワーアップさせたい。

そういう気概が、心の奥底に潜んでいるのだろう。
今のモーニング娘。にないもの。欠けているもの。
一方、今の自分にあるもの。勝っているもの。
それが一致しているならば、自分が入ることによって、モーニング娘。は間違いなく変わるはず。

そもそも、今回のオーディションの意味というか狙いはそれだろう。
正直、今のモーニング娘。って何か物足りない。
これは私自身が思っていたことです。
5期メンが入って悪かったとは言いません。
しかし、それが「物足りなくなった」要因であることは否めません。
個性の出し方があまりに弱すぎたんだと思いますね。
だから、色水に真水を大量に注いだように、
全体が薄くなってしまった、つまり全体の印象が弱くなってしまったんじゃないでしょうか。

「もうこれ以上入れんでええわ。多過ぎ」
それは、4期メンが入ったときにも思ったことだと思います。
はじめて、一気に4人入れましたから。
しかも大ヒットを飛ばしてブレイク真っ只中、
何をいまさら入れなくても、それが正直な感想でした。
実際には、中澤さんが抜けるまで、モーニング娘。はブレイクし続けました。
そして、石川・吉澤・加護・辻、みんながみんな、
今ではそれぞれグループ内で重要な役割を担っています。
5期で同じ役割となり得ているのは、高橋くらいでしょうか。
「なまってる」「なまりが直らない(直さない?)」という
生まれつきの個性が、そう思わせているわけですが。

確かに、これ以上入れたら、はっきり言って多過ぎます。
しかし、薄まった印象は、何とかして元に戻さないといけません。
5期メン追加から1年半が経過しつつある今、その今のイメージは定着してしまいました。
やはり、外から新しい血を導入せざるを得ないのでしょう。
やるからには、中途半端じゃいけない。

それが、今回の「問題児」演出に繋がっていると思います。
よほど濃い個性をぶつけなければ、濃度が元に戻らないんです。
藤本を入れたのも、多分そうだと思うんですが。
そういう意味では、田中さんにはふてぶてしくあって欲しい。
変におとなしくなって欲しくないですね。
そんな田中さんが、亀井・道重を引っ張る、これが理想の形かな、と思います。
良くも悪くも、今のモーニング娘。を変える要因には、
間違いなくなると思います。


で、当の田中さんは・・・・・・
たぶん、そこまで考えてないと思います。
ていうか、何も考えてないだろ、たぶん(笑)
それを判断するのは、あくまでつんくさんのおしごとですので。
そして、田中さんの才能、心に秘めている野望を呼び起こし、
テレビでステージで輝くかどうかは、スタッフさんの力にもかかってくるでしょう。

ううむ。ここまで書いて、ホントに4期の頃のブレイクがやってくるとしたら、
すごいぞ、俺(笑)