木梨ガイド。ナイター中継のため23日の午前0時からの放送となりました。たった20分と短い時間でしたが、ある意味、なっちの素の語りがいっぱい込められていたと思います。

  • ソロ

来春卒業とはいえ、しばらくはソロと娘。の二足のわらじ(さくら組も併せれば三足?)となります。グループではお姉さんチーム、最年長という特徴が先行してしまいますが、ソロだとそんなこと関係ない。「なっち」それ自身が何なのか、どんな女性なのか、それがクローズアップさせることができる。いろんな「なっち」を、これから観察することができるはず。

  • 変化

長い間活動すると、「なっち」に対する固定概念が次第に生まれてきて、やがては固まりきってしまう。“アイドル”だから、“モーニング娘。”だから、みんなの“なっち”だから、これしちゃいけない、あれしちゃいけない、そう思うと窮屈になってしまい、自分らしさが出せなくなってしまう。そうやって半ば意図的に「つくった」自分が前面に出てしまい、それが固定概念として世間に浸透してしまう。その事実に気づくのって、そんなに簡単なことじゃなく、やはり時間はかかってしまうものだと思うんです。時間をかけて、苦労して、やっと、本当の自分にめぐり合う、そういうもんじゃないかな。

  • 役割

集団だと、一見、多彩にそして豊かに音や画が表現できると思うんですが、実際に中に入ってみるとそんなもんじゃないのかも知れない。集団行動っていうのはみんながある程度一定の方向に進まないといけませんから、一定のルールが必要になり、一人ひとりが自由にはできない。いや、若い子チームは好きにやってていいと思います。ひらすら、頑張って、頑張って、自分探しを一生懸命に。自分のやるべきことに全力投球。決まりを作らず、余計なことを教えすぎず、自由にのびのびと。若い子はそうやって自分の実力を伸ばしていければいいと思います。一方のお姉さんチームは、前述の方法で培った実力を土台に、「全体」を見なければいけない立場になると思うんです。先ほど述べた「ルール」を知り尽くし、若い子を率いていく。ここで何を喋ったらいい、何をやったらいい、自分のことだけじゃなく、みんなのことを考えながら、ライヴやテレビ収録などをすすめていくこと。時にはその場をしきり、時には若い子にアドバイスを。そうやって多彩なメンバーを一定のルールへと導いていく。これは、やはり何年か経験を積まないと、できないんです。

  • 性格

まじめ。なっちがそういう子だってことは、よーくわかってますよ。周りを気にしてついつい自分を抑えてしまう、これは芸能人じゃなくてもありえることですから。なっちがものすごく“普通”である証拠じゃないでしょうか。背伸びせずに、自分のできること、やるべきことに正直に。これが「素」の自分を素直に表に出す唯一の道なのかも知れませんね。

  • 転機

モーニング娘。=落ち組、そんな当たり前の事実。彼女らを語る上で、これを忘れちゃいけない。

  • 演技

歌手を目指して東京にやってきた「なっち」。そして今、私たちがなっちを見ていくにあたり、考えること、それは「なっち」をひたすら見ていたい、っていうこと。歌はもちろん聴きたいんです。でも、それだけじゃ物足りない。お芝居をする「なっち」、ラジオで語っている「なっち」、ハロモニで馬鹿やってる「なっち」どれもみんなみんな、私たちが大好きな「なっち」なのだから。なっちの真面目なところも、おもしろいところも、一生懸命なところも、いっぱいいっぱい見えてくるから。なっちは既にそういう存在なんです。限りないなっちのチャレンジ、それは単になっちの可能性を広げるだけにとどまらない。なっちが挑戦する姿そのものを、私たちは見ていたいし、それを通して、常に何かを感じていたい。

  • 音楽

なっち=演技、それが少し浸透しつつありますが、やはりなっちの原点は「歌」グループで出してるCD内にもなっちがメインで歌う楽曲がいくらかあることからもわかります。歌を通して「感情」「気持ち」を伝えるのがとてもうまいです。勢いに任せたハシャギ系より、しっとりとした歌、“聴かせる”歌が似合います。その感情表現が豊かなことが、お芝居の仕事が多く舞い込んでくることにつながっているのかも知れません。歌手・女優・・・・・そんな肩書きより、「表現者」っていう呼び方がよく似合います。

  • 責任

なっちはよくわかってます。たくさんの人たちのおかげで、自分たちはお歌を歌ったり、お芝居をしたり、っていうことができるってことを。それはつんく♂さんであったり、多くのスタッフの方々であったり、番組の司会者、出演者のみなさんであったり・・・・・そして、忘れてはいけないのは、私たちファン、ウォッチャー、お客さん・・・それが大多数を占めているってこと。なっちが持つ「自分らしさ」を支持している人たちが、いっぱい、いっぱいいるってことなんです。私ももちろん、その一人。たくさんの人たちが、「なっち」にはついてくれているんです。



もっと、もっと、いろんな「なっち」を、これからも見ていたい。そう思わせてくれました。



おまけ。木梨さんのおことば。

しまいには200人くらいいて欲しいね(一同大爆笑)
客より多い、とかさ(笑)

娘。をよくわかってます(笑)