紗耶香の選んだ道

あのショッキングなニュースから1日。Yahooでトピックスで挙げられたよりも1日近く前に、私はこのニュースを知りました。紗耶香をはじめて知ったのは、ASAYANだったかな。あまり良い雰囲気とは言えない、オリメンと新メン(2期メン)とのご対面、その輪の中に紗耶香はいた。はっきり言って、紗耶香の第一印象は覚えていない。それくらい目立たない存在だった。どのポイントで、紗耶香を注目することになったのかも覚えていない。いつの間にか、紗耶香と顔と名前が一致していった。そして、いつの間にか、LOVEマが売れ、いつの間にか、ハピサマがリリース、そして卒業。この「市井紗耶香 モー娘。卒業」の新聞記事、テレビでの芸能ニュースをたくさん目の当たりにしたとき、はじめて、市井紗耶香が、私が思っていた以上に、娘。内でも大きな存在だった、そのことに気がついたがもう遅かった。その後の恋レボ・大ブレイクの輪に、紗耶香はいない。いつの間にか、紗耶香の存在は私の中から消えていた。そして、中澤さんとともに企画アルバムをリリース、そしてジョイントライヴ。その芸能ニュースをみたとき、あらためて紗耶香の存在を思い出した。しかし、さして注目しているわけでもなかった。ユニットを結成しても、その事実を知るのみで、さして応援するというスタンスでもなかった。今年に入って、わたしの地域の比較的近所でライヴが行われているのを知ったが、面倒くさがってしまい行かなかった。それを、私は今になって、心から後悔している。しかし、時既に遅し。もう、シンガーとしての紗耶香を見ることは、二度と出来ないのだ。
いや・・・・・
「当面」出来ない、と思いたい。
これから紗耶香は、旅に出る。それが、本人がいうところの「わがまま」であって構わない。その旅を通して、彼女には気がついて欲しいのだ。歌を歌うこと、聴かせることが、紗耶香が進むべき道であることを。そのために、紗耶香は、1998年の春、5000人もの中から選ばれたのだ。当時選ばれなくて、紗耶香とは違う道でシンガーとして苦闘している人だっている。いつになってもいい。長い時間かかってもいいから、いつかはカムバックして欲しい。これがわたしの、「わがまま」である。