「涙が止まらない放課後」を、何度も聴いてます

昨日のMステを、ひらすらリピート。あの歌の部分だけ。CDで歌だけ聴くより、歌ってる姿を見ながら聴いてナンボの楽曲ですね。微妙なカルテットに視線が集中するので、後ろで踊ってる人たちをあまり見てません。すみません。
こんこん。彼女が、この曲のセンターフィルダーと言っていいでしょう。シゲさんとツートップ?と見せかけて、大事なパートは全部彼女が一人で歌ってるんです。普通に歌がうまくなっているのでいいです。それでいて、ちょっとしたことで壊れちゃいそうな繊細さは、そのままで。そんなガラスのような女の子の心を表現するのに、こんこんの声は適しています。それでいて感情がこもりすぎていないので、聴きやすいのでしょう。実は感性が豊かなんだけど、それを全部伝えきれない、そんな女の子の気持ちが伝わってくるようです。
さゆみん。クセのあるところが耳につくって言えばそうなんですが、それが今の彼女の持ち味なのかも。元々、歌のクセが身についてしまっていますからねえ。一応は音もとれていますし、声も安定していますし、今はそのあたりを修正するので精一杯でしょう。そのクセが、かえって、恋する女の子のワクワク感を表現するのに役立っています。嬉しいとか楽しいとか、そういう気持ちがストレートに表に出ちゃう女の子の存在を、さゆみんが示しているのだと思います。
梨華ちゃん。全編聴いてたら気づきますが、ほとんど歌っていません。生歌だと、期待通りに音を外します。ていうか、音を外さないパートが一つもない(笑)さりげない可愛い笑顔、それだけでいいんです。隣のこんこんが歌うのが精一杯であまり笑えてないんですが、すぐ側で梨華ちゃんがさりげなくスマイルを見せてくれると、それだけでホッとします。
ミキティ。あくまで隠し味に徹しつつ、不安定なボーカル陣を支えています。「会えない長い日曜日」〜「ボーイフレンド」の2002年4部作からもわかるように、恋をする楽しさ、嬉しさ、哀しさ、切なさ、いろんな気持ちを表現するのがうまいです。パートこそ少ないですが、“涙 止まらないわ”という重要なフレーズを歌わせたら、やっぱりミキティが上手いんですよね。
この歌のテーマである「涙が止まらないほど嬉しい気持ち」それに絡み合う微妙な切なさ、そんな繊細さ、敏感なお年頃の女の子を表現するために、このヴォーカル陣が抜擢されたと考えるのは、どうでしょう?