リスペクトの気持ち。

いつかきっと、彼女たちの時代が。
私がベリ工ヲタにならない理由は、彼女たちに対して、リスペクトする気持ちをもてる確信がないからです。こんな私は、ああいうイベントの場に、いちゃいけないんですよ。だから当然行きません。私も楽しめないし、彼女たちも嬉しくないでしょう。
しかし、いろんなところでベリ工レポを読んでいると、彼女たちが好きで見に行っている人でさえ、不愉快な思いをし、心を痛めているとききます。温かく彼女たちを応援したいファンがいる一方で、ベリ工ヲタと称していながら、彼女たちに不快な思いをさせていることを自覚していない、迷惑をかけていることに気づいていない、何も思わない人たちが、あまりにも多いようです。「酷過ぎる」という感想が大半を占めています。
でも、これは今に始まったことではありません。ハロプロヲタは総じてマナー悪いですよ。いや、そんな人ばかりじゃないんですが、一般層から見たら、ハロプロヲタは総じて「異常」だと思われていることを、自覚しなきゃいけないと思います。しかし、ベリ工以外のハロプロメンバーは、中学生メンバーも含めてある程度「お姉さん」ですから、どんなにマナー悪い人たちがいても、受け止めるとか受け流すことができるんです。一方のヲタ側からしても、ステージ上の彼女たちを尊敬対象にすることができますから、マナー悪いって言っても、どこかで自制してるんですよ。
ベリ工は、そうはいきません。確実に、彼女たちを見下している人が多いんです。だから、好き勝手してしまうのだと思います。残念ですが、止めることはできないでしょう。どんな状況でも、意識的に、主体的に、自発的に「自制する」訓練ができていない人が多いんですから。何言っても聴きゃしないですよ。言い換えれば、ヲタの暴走がエスカレートしている真っ只中、彼女たちはデビューし、売り出すことになってしまったわけで。不幸としかいいようがありません。年齢的にも、明らかにキショいヲタ芸、無礼極まりない姿勢を受け止めるのは、あまりにもつらすぎると思います。
ツアーを楽しみにしている人たちには申し訳ないですが、一度でいいから、「お客さんのマナーが改善されないので、ツアーを中止にします」なんてやってくれないかなあ。それですべてが変わるわけではないと思いますが、すごいインパクトはあると思いますよ。自分が行くツアーでもしそうなっても、私は異論を唱えません。まあ、これは極論。
ベリーズ工房の彼女たちには、本当に申し訳ないですよ。こういう状況にしてしまったのは、私たち一人ひとりにも責任がありますから。そんな中、立て続けにシングルをリリースし、多くの楽曲に頑張って取り組んでいる姿を見ると、それだけでなんだか惹かれたり。同情とかそんなんじゃなくて、本当にいつか、彼女たちに「リスペクト」する気持ちを持てる日が来るような、そんな気がしているのです。