一場がんばれ。

北海道日本ハムファイターズvs東北楽天ゴールデンイーグルス(札幌ドーム)
テーブルスコアはこちら

  • 観戦しに行く知人がいるので、晒されてるか確認するためにGAORAでテレビ観戦します。
  • 今日は5回まで鳴り物なしでいくらしい。なわけで、肉声で、応援歌を場内に響かせる。
  • 先発投手は、ミラバル−一場。
  • 一場のフィールディングに不安。1回裏の小笠原のピッチャーゴロで併殺がとれなかったり、稲葉のピッチャーゴロを内野安打にされたりで、1点を失う。
  • ミラバルのピッチングはいい。打たせてとるバッティングがうまくできています。
  • ベテランの飯田さんと関川さんの打撃と走塁はいいなあ。ベテランながらよく走れているのがいい。
  • 一場、ストライクとボールの区別がわかりやすすぎ。捕手の配球にひと工夫が欲しいところ。
  • セギノールの一塁守備、どんな悪送球もそらさない。デカいセギには、一塁が良く似合う。
  • 山崎は4回に併殺打を打ってしまいましたが、一塁に精一杯走ってる姿は良かった。
  • 一場、4回裏・一死二塁の場面で降板。事実上の「KO」か。さすがに打たれすぎでしょう。仕方ない。
  • 左の中継ぎ・有銘が良いピッチング。
  • 5回表、藤井のショートゴロを、アルモンテが捕球そしてバックトス。6−4−3の併殺が成立。アルモンテの打球処理が美しい。
  • 降板後の一場。トレーナー2人がかりで、一場の体のケア。
  • 6回裏より鳴り物復活。こっちのほうがしっくりきます。
  • 楽天のラッキー7は、やはりマンパワーではなかった模様。で、何だったの?
  • 9回表。楽天ファン(旧近鉄ファン?)から、自発的にメガホン、声による応援が。森谷、高須の打席で、近鉄時代の応援歌が歌われ、「かっとばせー○○ △△倒せ オー」の声援が聞こえました。
  • 両チームともリリーフが良かった。試合後半はサクサク進みました。こういうのが、本当の意味で「面白い」試合なんです。
  • ヒーローインタビューは木元。落ち着いた喋りが好印象。
  • やっぱりハム側のお客さん多過ぎ。晒されているところを発見できず・・・

総評。今日は先発の出来に尽きると思います。ミラバルが良く、上手く打ち取ることができ、一場があまりにも打たれすぎた、単純にその違いが、勝敗を分けたと思います。
ミラバル。確かに楽天打線も弱いんですが、それにうまくつけこんで、しっかり抑えた点は評価したいです。本人が今日のテーマとしていた「打ち取るピッチング」が、おそらく本人が思い描いていた通り、できていたのではないのかなと思います。そのミラバルの良さを引き出した実松の配球も、高く評価したいです。これでは、楽天打撃陣も打てませんよ。開幕投手は間違いないとして、楽天戦をどうしても落とせないときに、ミラバルに登板機会が巡ってくれば、さらにチームの勝ち星は増えるでしょう。
一方の、一場。打たれまくるのは仕方がない。今は、コテンパンに打たれて勉強する時期です。で、何がいけなかったのか。無駄なボール球というか打者から見てわかりやすいボール球があまりにも多過ぎるということ。無駄な四球が、失点にも繋がってしまいました。また逆に、ストライクもわかりやすいはずですから、一発を秘めた打者と対戦したときに、球筋を読まれてバットを振りぬかれたときが、一番こわいです。今の一場は、まさに球筋を読まれて打たれるケースが多いのだと思う。一場のフォームを何とかすることもそうですが、ここは、捕手の配球に一工夫欲しいところ。一場はまだ若い。打たれて、捕手にいろいろ考えてリードしてもらう中で、多くのことを学んで欲しいと思います。1回裏の2度の守備のミス(投ゴロで併殺を取れなかった、投ゴロを内野安打にされた)これはもう一場の責任。決して守るのが難しい場面ではなかったと思う。守りだけはどんなことがあっても、100%できなければいけませんから。ここらあたりをきちんとすれば、もう少し、試合をつくることができるんじゃないかな。
と、思ったら。実際に球場に行かれた方が、こんなコメントを寄せてくださいました。

1回の一場の守備、球場だと一場のせいには見えなかったんですよ。
併殺とれなかったのは打球が強かったからで、内野安打は一塁に誰も入ってなかったので、投げられず仕方なく自分で入ったといった感じに見えました。
(nobyさん)

そこで、ビデオで1回の一場の守備を見直してみました。
確かに、あの小笠原の打球は難しいですね。解説の方は「あれをきちんと捕球できていれば・・・・・もったいない」と言ってはいましたが、一場には難しかったかも知れません。しかし、一塁でなくて二塁に送球したのはいい判断だと思いました。
稲葉の内野安打、確かに一塁に向かう一場に迷いは感じられましたね。解説の方は「あそこは、一場が入る気持ちじゃないと」と言っていました。あの時点で一塁の吉岡と二塁の高須は全然違うところにいたわけで、おそらく一場のカバーにまわっていたのだと思いますが、そのあたりの投内連携はどうなっていたのでしょう。たぶんミーティングで課題として挙げられているとは思います。ピッチャーゴロを処理するケースはたくさんありますので、このあたりの守備体系を確立していく必要があるでしょうね。
ともに、今日のテレビの解説者の方は、一場に苦言を呈していましたが、果たして他の評論家の方々には、今日の一場はどう映ったのでしょうか。スポーツニュースおよびスポーツ新聞での、一場に対する評価が気になるところです。
たかがピッチャーゴロ、されどピッチャーゴロ。守備って奥が深くて、なかなかおもしろい。