JR福知山線脱線事故

本日も、JR尼崎〜宝塚間は運行しません。



さて、テレビの報道を見ていると、「詳しいことは警察側で調査中、の一点張り」のJR側に対して
「けしからん!無責任だ!人の命を背負ってるんだぞ!警察任せにせず、自分の口からちゃんと話せ!責任逃れだ!最低だ!それでも鉄道事業者か!」
などと、とキレまくって叫んでいるジャーナリストがいる。
的外れも甚だしい、と思った。
自分も職業柄、警察沙汰の事件にいくらか関わったことがありますが、ここは、やっぱり、軽々しく何でもいうべきではないんですよ、JR側は。話すならば、より正確な、確実な情報を、公の場では言うべきなんでね。下手なことを言って、もし、警察の調査と食い違ってしまったら、それこそややこしいことになります。被害者本人や関係者を、いいかげんな情報で傷つけることにもなりかねません。人権侵害にも繋がってしまいます。大切なことこそ、沈黙を守らなければいけないこともあるんです。不確実な情報をみだりに流さないことこそ、公共交通機関の事業者としての責任だと、自分は思うんですけど。
「隠さずに話さんかい!」というのは、“知る権利”を持っているわれわれ一般ピープルの言い分。プロのジャーナリストが、こんなこと言うもんじゃない。ジャーナリストとしては素人だと思う。認めないね。「人権なんて関係ない。とにかく情報を!」そんな姿勢の報道で、どれだけ私たち視聴者が不快な思いをしているのか、わかっているのだろうか。
JR西日本には、救出作業、そして原因究明のために、警察を含めた関係機関に、全面的に協力することを、今はやってもらいたい。自分はそう思います。