“最後”のデーゲーム

今日はまず、オリックス野球クラブも参加する「須磨海岸クリーン作戦」がありました。
9時30分、須磨海岸に集合。バファローズクラブ会員は約25名程度が参加しました。
10時から、雨の中で清掃活動。約30分程度。
その後、ネッピー&リプシーと記念撮影、そして抽選会。
10時45分ごろ解散「おつかれさまでした」
短い時間でしたが、球団職員の皆さん、ネッピーとリプシー、そしてバファローズクラブ会員の皆さんと楽しいひと時を過ごしました。



そのまま、スカイマークスタジアムに移動。
野球のデーゲームが13時から開催される予定でしたが・・・
11時半ごろに、総合運動公園駅前に到着し、電車から出たら、駅のホームでこんなアナウンスが。

雨天のため、本日のプロ野球は中止が決定しました。
改札を出ないで、そのまま電車に乗ってお帰りください。

しかし、管理人は改札を出て、雨に包まれたスカイマークスタジアムの外観を、しばし見つめていました。
なぜ、そのまま引き返さなかったのか。
スカイマークスタジアムにとって、今日はものすごく意味のある日だったからです。



2006年6月25日日曜日。
スカイマークスタジアム
オリックスバファローズvs北海道日本ハムファイターズ
試合開始・13時。



この試合が、スカイマークスタジアムで開催されるバファローズ戦として組み込まれた“今季最後の”デーゲームだったのです。
しかし、雨天により中止。
振り替え試合は、平日のナイターとして組み込まれる可能性が高いです。
と、いうことで。
スカイマークでのバファローズ戦デーゲームは、これで全日程終了となりました。
そして。
来年以降、バファローズ主催試合のほとんどが大阪ドームとなり、
スカイマークでの開催試合が激減することが、すでにわかっています。



神戸の青空の下で、デーゲームを観戦する機会が、
2007年からは、もう、ほとんどなくなってしまうのです。

事実上、最後のデーゲームは

5月28日の交流戦横浜ベイスターズ戦が最後となってしまいました。
管理人ももちろん、行きました。
しかし、この時点では、前述の報道はまだありませんでした。
まさか2007年から神戸での試合数が激減するなんて思っていなかった。
ダブルフランチャイズが継続される2007年までは、今までと同じように神戸で野球観戦ができるものと思っていました。



この日が、「最後のデーゲーム」になるなんて、
夢にも思っていなかったのです。

神戸の“デーゲーム”の楽しみ方

青空の下で試合を観戦できるのは、もちろんなんですが。
ナイターと違って、試合終了後に時間がありますから、管理人はよく寄り道をしたんですよね。
試合が終わったら、そのまま電車には乗らず、学園都市方面まで散歩をしながら帰ることが多かったんです。
散歩の途中には、選手寮もあります。室内練習場もあります。
その前を横切りながら歩くのが、習慣になっていたんですよ。
そして、学園都市駅前から、電車よりも安く乗れるバスを利用して、帰宅していました。



もちろん、今日も同じ行動をとりました。
雨の中、スカイマークスタジアムから学園都市駅までの道のりを歩んでいました。
「こうやって散歩をすることも、これからはなくなってしまうんだなあ」
そんなことを思いながら。



今までの神戸のデーゲームの思い出も、たくさん脳裏を駆け巡りました。

デーゲームの思い出

今日開催されるはずだった“ファイターズ戦”
この球場で開催されるファイターズ戦のデーゲームには、かなり多く足を運んだ覚えがあるんですよ。
「なかなか決着がつかない」「必ず延長戦になる」「引き分けのまま終わることも多い」
このカードのデーゲームは、そんな印象が強いんですよね。
まだ、ファイターズの本拠地が東京だった頃です。
もちろん、オリックスも“ブルーウェーブ”でした。
球場名も「グリーンスタジアム神戸」だったあの頃。
楽しかったなあ。
とにかく、ファイターズ戦のデーゲームは最高に楽しかった。
だからこそ、今日も、楽しみにしていたんですけどね。




青波がいつまでも続くような神戸であれ!

来年からの神戸での試合数が「ゼロ」になるわけではありません。
そのことはわかっています。
しかし、今までのように神戸で多く野球観戦ができなくなるのは間違いありません。
2008年からは、神戸は本拠地ではなくなってしまいます。
残念ですが、これも時代の流れと、受け止めなければならないのかも知れません。



一方で、こんな報道もあります。
スカイマークを地方球場扱いにして、オリックスに限らず、また、セ・パを問わず、
この球場をこれからもプロ野球で有効に活用してもらおうという案です。
いいことだと思います。
今までこの神戸の球場を大切にしてきた“ブルーウェーブ”のファンとしては、とても嬉しいです。
でも、やっぱり寂しいですね。
売店や花火ナイトを含めた球場内のさまざまな演出は、
ブルーウェーブ”のチームカラーがあってこそ。
ドームではない“オープン球場”“野外球場”だからこそ。
何より“神戸”というオシャレな街のチームだからこそ、なので。
大阪ドームで、これらの演出をすべて再現することはできません。
また、オリックス以外が神戸で試合を開催して、これらの演出をすべて踏襲することはできないでしょう。
ボールパーク構想」「アメリカン・スタイルの球場設計」「ほおばろう!神戸」
そして、夜空の下での「花火ナイト」は、
あくまで“オリックス球団”のチームカラーに沿った構想であり、演出なのです。
他球団の協力によって、神戸での試合数が少なくならずに済むことがあったとしても。
今までのスタイルによる野球観戦は、できなくなってしまうでしょう。
もう、かつての「グリーンスタジアム神戸」を再現することは、できないのです。



だからこそ、一度でも神戸の球場でデーゲームを観戦したことがある野球ファンの皆さんには、
いつまでも覚えていて欲しい。
いつまでも忘れないでいて欲しい。
青空の下で輝く天然芝を。
鮮やかな赤色のグラウンドを。
アメリカン・スタイルの演出の数々を。
きれいで美しい観客席を。
何より、青空の下で、天然芝の上で、躍動する選手の姿を・・・・・



そして。
来年以降も。
ほんの少しでもいい。
オリックス主催のデーゲームを、1試合でも多く、神戸で見たい。
ブルーウェーブ”ファンの、ささやかな願いです。




Ah 長い長いパシフィックリーグに歴史がある
So 少しだけどブルーウェーブも一部だわ
青波がいつまでも
続くような神戸であれ
と今日も願ってる
ずっと願ってる