勝広ショックから一日。
あまりに迅速すぎる球団の対応に、いまだに戸惑いを隠せずにいます。
試合後に聞きました。こういう形なので責任をとると言っていた。監督のせいではない。ボクらが言わせてしまって申し訳ない
(サンケイスポーツ)
これがそのまま、全選手の総意かどうかはわかりませんが、
少なからず、中村監督と選手一人ひとりは、信頼関係で結ばれているとだと思います。
私たちが思っている以上に。
そして、川越をはじめとして選手全員、今回の監督の決断を、事前に誰も知らなかったのだそうです。
それどころか、数日前、川越会長が球団幹部に来期体制について問いただしても、明確な答えを明かしていませんでした。
そりゃそうですよね。
数日前にはもう結論が出ていたとしたら、なおさら言えないですよね。
言っちゃったら、現場がますます混乱しますよね。
今考えれば、球団サイドのこの対応は納得がいきます。
また、マスコミに対しても、最終戦が終わるまで、球団サイドから去就問題について一切コメントしなかった。
ほんの些細なコメントでも出してしまえば、それだけで、周囲は騒がしくなってしまいます。
選手や首脳陣、監督候補者に執拗にコメントを求めるということが起こってしまいますし、
それで紙面を賑わせ、ファンも動揺してしまい、選手まで動揺と混乱で、集中して野球ができなくなってしまいます。
シーズン中は、やっぱり、ストーブリーグの話題を出しちゃダメなんですよ。
そういう意味で、このたびのオリックスバファローズの対応は良かったと思います。
最終戦が終わるまで、監督の去就問題を公言せず、選手に対する戦力外通告を一切せず、
野球に集中できる環境作りに努めていました。
こういう球団の誠意ある対応を、私は高く評価したいですし、
最後の最後まで、楽しく野球を観戦できる環境を整えてくれたことを、強く感謝しています。
思い出してください。
オリックス・バファローズパーフェクトガイド〈2006 yearBook〉
- 出版社/メーカー: オリックス野球クラブ
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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開幕当初、各選手が中村勝広監督に寄せたメッセージです。
- ともに頑張りましょう。
- チームの勝利のためにしっかり仕事をします。
- 精一杯がんばりますので、よろしくお願いします。
- 優勝しましょう。
- 気合で抑えます。
- 仕事しますんで、よろしくお願いします。
- 去年以上に活躍できるように頑張ります。
- 1年間大変だと思いますが、秋には中に舞うことを思いつつ頑張ります。
- 死ぬ気でやります。
- 仕事しまっせ!
- 胴上げできるように頑張ります。
- 全力プレーで頑張ります。
- 期待に応えます!
- 試合で活躍できるように頑張ります。
- 使って下さい!
- 優勝目指して、いっしょに戦いましょう。
- チームに貢献できるよう頑張りますので、よろしくお願いします。
- 胴上げします!
- 何でもやりますので、よろしくお願いします。日本一めざして頑張りましょう。
- 先発の数に必ず入ります。
- バッティングで頑張ります。
- 俺をぜひ使ってください。
- 魂を込めてプレーします。
などなど・・・・・
開幕のあの頃、みんな「今年はがんばろう!」って思っていたんですよね。
もう一度、この気持ちに立ち返って、走り出そうじゃないか。
明日、サーパスの今季最終戦。
これで、本当の本当に、オリックスバファローズの2006年は終わります。