子機〜〜〜〜っ!

元々が(年齢的に)お子様なユニットでしたから、解散して3年半を経過した今も微妙にコドモコドモしてるんですよねえ。大人っぽい格好をしてても、背伸びして見せてみても、喋っている言葉の端々から、20歳前後の「大人でも子どもでもない」女性・女の子として姿が垣間見えてきます。それが、ほんの少し成長した今のSPEEDなのかも。完全に大人になっちゃったら面白くない。これでいいんです。
過去のエピソード。“ハンバーグ、ハンバーグっ♪”はなかなかカワイイ。デビュー当時は、こんなお子様に誰が注目するんだ、誰がCD買うのか、だいたい売れるのか!?って疑問に思ったものだが、結果的にはたくさんの人々に支持された。楽曲のことを除いても、「意識的に、一応は背伸びして」「それでも、喋ってみたら歳相応」こういったことって意外と私たちの琴線に触れるものだ、って気づかされた。芸能人なんだから相応のキャラはつくらなきゃいけない、それでも嘘をつけない、嘘をつかない、素の自分が隠れずに少しでも見えちゃう不器用さ。それは「決して無理しすぎない」ってこと。あくまでも伸び伸びと、自分の力を発揮する。器用になろうなんて思わない。っていうかそんなコドモって嫌だ。枠に無理矢理はめるのは良くないけど、無理矢理できないことをするのはもっと良くない。今の自分にできること、今の自分に表現できることに全力投球。それが、私たちが見続けてきた、10代の真っ只中を走り抜けていった4人の女の子の姿だったのだ。