頑張ってるよ。俺、頑張ってるんだ。

「頑張ってる」そのひとことを、私はあまり口に出さないほうだ。だって、頑張ることが目的じゃないんだから。頑張って、最終的に何らかの成果を出すことが本来の目的だから。だから、自分からは絶対に「俺、頑張ってる」なんて言わない。だけど、頑張ってるつもりだ。それは、すべては結果を出すために。頑張らないでいて、結果を出せるわけがない。自分がいちばん良くわかっている。
「キミは頑張ってる」そのひとことを言われるのは素直に嬉しい。だけど、それだけで終わられたくはない。私は、頑張った先の、その結果を見て欲しいのだ。うまくいったその結果だけを、できれば見て欲しい。そして、できれば結果に対して誉めて欲しい。純粋に嬉しいし、自信になるから。だけど、「頑張ってるよ。それでいいよ」そこまでは言われたくない。頑張っても結果が出ない、その現状に同情しないで欲しい。同情して欲しくない。「キミは頑張ってるよ。これ以上、頑張らなくていいよ」先行き不安な現状を察してそう言ってくれるのはありがたいことかも知れない。でも、そんなことを言われると、私は逆に反発して、余計に頑張ってしまう。結局、私は“頑張る”ことしかできないんだ。うまくいってもいかなくても、私は頑張り続けるだろう。だから、「キミは頑張ってる」なんて言い過ぎなくていい。でも、少しは私のいいところを見つけて、認めて欲しい。そこで自信がつくと、私はもっと頑張れるから。