なっちの場合。

先日のミュージカル、そしてソロアルバム、なっちのソロ活動の充実には目を見張るものがあります。だって、すごく良くできたアルバムだったし、すごく楽しかったミュージカル&ライヴだったんだもの。ラジオも面白かったしね。ひょっとして、今までのなっちは、「モーニング娘。」の看板に隠れすぎて、なっち個人としてのカラーは見えづらかったのかも知れない。それは、なっちがあまりにも「普通すぎる」から。普通に可愛いっていう印象は6年半前からまったく変わることはありませんでしたが、その普通ってのがとても普通すぎて、「団体」の中で埋もれてしまったのかも知れません。しかし、普通であっても可愛いことに変わりはないし、ソロとしての才能があることにも変わりはない。
デビューの経緯を振り返っても、そのことが伺えると思います。なっちだけ、突出して評価が高く、あっさり寺合宿メンバーに選ばれましたものね。これは「個」としてのなっちの実力が当時からあったからに他ならない。わけあって「団体」に属しましたが、やはり、なっちがソロ向きだったのです。1.25の悲壮感も、今は昔。「ありえない卒業」なんて嘆いてたあの日も、今では懐かしい思い出(って、つい最近ですが)。