「紅白対策」の、もうひとつの理由

「応援合戦要員」説、なるほど、説得力あるし、真実味があります。
昔は、どんなビッグな歌手でも、カッコつけずに応援合戦に協力してくれたものです。協力できないような人は、ハナから売れてませんでしたし、ゆえに紅白出場の対象にもなりませんでした。それが今は、売れているけど紅白を敬遠する、そんな人が多くなってしまいました。年々、すべての年代に愛される楽曲がなくなってきているのも、一つの傾向です。これは音楽界全体の問題です。しかし、それが悪いとは一概に言えません。昔と違って、みんながみんな同じ方向を向くような時代ではないのですから。だから、応援合戦に対する考え方も千差万別です。
だからこそ、ハロプロメンバーのように、基本的には全員、「なんでもやる」っていうスタンスでいくというのは、今の芸能界では貴重で欠かせない存在なのでしょう。便利屋でいいんです。あらゆる方面で、重宝されるハロープロジェクトであって欲しいと思います。