さよなら、福岡ダイエーホークス

一昨日、「福岡ソフトバンクホークス」の名称が決定しました。
ダイエーは、株をまったく保有しないことも決まっています。
と、いうことは。
もう、スーパーの「ダイエー」で、「いざゆけ若鷹軍団」が聴けることは、二度とないんですよね。
何だか寂しくなります。



1989年、1990年、ダイエーの1・2年目は、チームとしては成績が振るいませんでしたが、
当時、広島に住んでいて、黄金時代の広島東洋カープを見ていた私にとって、
テレビで見た平和台球場のホークスファンは、なんだか異様にさえ見えました。
「あんなに弱いのに、こんなすごく盛り上がれるなんて、凄い!」
「そんなに、パ・リーグの野球って面白いのか・・・・・?」
ホークスに興味が湧いた私は、1990年の秋、福岡県のある大学の推薦入試を受け、合格し、
1991年4月から、福岡県に転居、大学に進学しました。
確かに、あの頃のホークスは、弱かったけど、面白かった。
(思い出はあまりに尽きないので、ここでは割愛します)
1995年3月に卒業し、福岡を去ったので、
「地域住民」としてホークスを見届けたのは、たった4年間でしたが、
今振り返ると、1991年〜1994年は、ある意味、いちばんホークスが「面白かった」時代だったと思います。
1995年、王さんが監督に就任、紆余曲折しながら、
ホークスは、「強い」チームに変貌を遂げ、
今では、ライオンズとともに「常勝軍団」として、名を馳せています。



でも、私たちは、絶対に忘れてはならない。
今のホークスがあるのは、
あの「弱かったけど、面白い」そんな時代があったから。
そんな時代に、福岡で、ホークスとともに歩んでいた自分を、誇りに思います。
どんなに強くなっても、選手に皆さんには、「面白い野球」を見せてほしい。これからも。
福岡ダイエーホークスは、そんな野球の「真の醍醐味」を教えてくれたチームです。



その伝統を、「福岡ソフトバンクホークス」でも継承してください。